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これからは時価主義の給与へ

これからの中小企業(大企業も可能)の月例給与について、従来とは違った角度からの考え方をご紹介します。

<時価主義の給与>

ここでいう時価主義というのは、「成果」なり「能力」なりを判定した結果(人事考課結果)の「現在の価値」で給与を再見直しする考えを言います。
賞与や退職金、人事考課については、密接に関連するのですが、話を省略します。

<従来の給与制度の課題>

「積み上げ式の罪上げ効果」

昇給=今までの給与×○%+○円
   or 同 上     +○円+○円
年俸制でも、前年の年俸×(1+○%)
…              マイナス○%もある。

このような「積み上げ式」の昇給方式がおおかたの方法です。

a.初任給の年次別格差(需要供給の関係で、入社年次で、年令間格差にラッキー、アンラッキーがある)
b.ある年の昇給は大きかった。その時の評価もよかった。または、その時の評価が低かったために相対的な給与差が開いてしまった。
c.中間入社で低く設定されてスタート。

というようなことがよくありますが、積み上げ式だと、「一度コケタラずっとダメ」な方式になってしまいます。
そのため、昇格時に調整したり、洗い替え見直しを、時に行ったりして補正をしたりします。
結果として給与制度は複雑になるばかりです。

また、昨今のように昇給原資が少ないと、昇給の格差もおのずから極小化してしまいます。成果主義で格差をつけようとすれば、人件費は膨らむばかりです。

<給与更改方式>

1.目標となる給与=指標額を定める。指標額は、評価段階にそったテーブルとし、会社にとっても社員にとってもターゲットになるものにする。
2.評価結果により、該当する指標額と現在の給与との差を算出する。差のX%を指標額に近づける。X%は原資の許す範囲で決める。
指標額のイメージ図

<効果 ・ 条件>

1.過去を徐々に精算できる。
2.高額停滞はマイナスも可能。
3.若くて優秀な人はどんどん伸びる。
4.原資が少なくても格差が出る。
5.昇給の考えが根本から変わる。
6.指標額の設定にノウハウ必要。
7.退職金と分離必要。

詳しくは、お問合せください。